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【知らないと損】注文住宅の土地選びで失敗しない7つの全手順

家づくりの基本
この記事は約17分で読めます。

「そろそろ理想の注文住宅を建てたいな」と考え始めたとき、ほとんどの方が最初にぶつかる大きな壁が「土地選び」です。専門用語が多く、何から手をつければ良いのか分からず、情報収集だけで疲れてしまう方も少なくありません。

実際に、大和ハウス工業が注文住宅建築者に行った調査(2021年)によると、実に86.5%もの人が土地探しで何らかの形で「困った」と回答しています。これは、決してあなただけの悩みではないのです。高額な買い物だからこそ、「失敗して一生後悔したくない」と強く思うのは当然のことです。しかし、正しい手順と知識さえ身につければ、土地選びは決して怖いものではありません。むしろ、理想の暮らしを実現するための、ワクワクする冒険の始まりになります。

この記事では、家づくり初心者が土地選びで絶対に失敗しないための「7つの全手順」を、どこよりも分かりやすく徹底解説します。土地探しを始める前の「最重要の準備」から、プロが実際に使っている「失敗回避チェックリスト」、そして「買ってはいけない土地」の具体的な見分け方まで、この記事1本で全てが分かります。

読み終える頃には、土地選びに対する漠然とした不安は自信に変わり、「次に何をすべきか」が明確になっているはずです。さあ、後悔しない家づくりのために、最高のスタートを切りましょう。

1. ちょっと待って!土地探しを始める「前」にやるべき最重要の2つのこと

注文住宅の土地の選び方1

多くの方が「土地探し=不動産情報サイトを見ること」から始めてしまいますが、実はそれが失敗への第一歩かもしれません。理想の土地に出会うためには、まず自分たちの「コンパス」と「地図」を準備することが不可欠です。ここでは、土地探しを始める前に必ず固めておくべき2つの最重要項目について解説します。

1-1. 予算オーバーを防ぐ「総予算」の正しい計画方法

家づくりで最も後悔が多いのが、お金の問題です。「素敵な土地が見つかったけど、予算オーバーで希望の家が建てられない…」「建物にお金をかけすぎて、外構がボロボロ…」といった事態を避けるため、まずは全体の予算を正確に把握しましょう。

基本:「土地代+建物代+諸費用」の全てを含めて考える

注文住宅にかかる費用は、大きく分けてこの3つです。土地代だけに注目するのではなく、必ず総額で考える癖をつけましょう。

目安は?:土地代は総予算の3割前後

資金計画を立てる際の一つの目安として、住宅金融支援機構の「2022年度 フラット35利用者調査」によると、土地付き注文住宅の全国平均では土地取得費が約31%、建設費が約69%というデータがあります。つまり、土地代に3割、建物代に7割というのが一つの基準になります。ただし、これはあくまで全国平均であり、首都圏では土地代の割合が4割を超えるなど、エリアによって大きく変動します。

自分ごとで考える:年収700万円なら?具体的な予算シミュレーション

例えば、世帯年収700万円の場合、無理なく返済できる借入額の目安は、一般的に年収の5〜7倍とされます。これを当てはめると、借入額は3,500万円〜4,900万円です。ただ、前述の調査では、土地付き注文住宅取得者の平均年収倍率は全国で7.7倍と、近年は上昇傾向にあります。将来の金利上昇リスクや教育費なども考慮し、少し余裕を持った計画を立てることが重要です。

仮に自己資金500万円、借入額を4,000万円と設定した場合、総予算は4,500万円。この場合、土地代にかけられる予算の目安は、全国平均を参考にすると約1,350万円(4,500万円×30%)となります。

これはあくまで簡易的なシミュレーションです。実際の借入可能額は、他のローンの有無や勤務先、年齢などによって変わるため、金融機関やハウスメーカーに相談して正確な資金計画を立てることが重要です。

忘れてはいけない諸費用とは?

土地や建物の価格以外に、思った以上にかかるのが「諸費用」です。一般的に、土地購入時に物件価格の6%~9%程度、住宅建築時に建物価格の3%~6%程度が必要と言われています。事前にしっかり予算に組み込んでおきましょう。

費用の種類 主な内容
土地購入に関する諸費用 仲介手数料、印紙税、不動産取得税、登録免許税(所有権移転登記)、司法書士報酬
住宅建築に関する諸費用 建築確認申請費用、印紙税、登録免許税(建物表題登記・所有権保存登記)、不動産取得税
住宅ローンに関する諸費用 融資手数料、保証料、印紙税、火災保険料・地震保険料

1-2. 家族の理想を叶える「希望条件」の整理と優先順位付け

どんなに予算があっても、100点満点の完璧な土地は存在しません。だからこそ、家族にとって「何が重要か」を明確にし、条件に優先順位をつける作業が不可欠です。

なぜ優先順位が必要?

「駅近で、広くて、日当たりが良くて、安くて、静かな土地」…そんな夢のような土地は、まず見つかりません。全ての希望を叶えようとすると、いつまで経っても土地は決まらず、良い物件を逃し続けてしまいます。「これだけは譲れない」という軸を定めることで、判断に迷いがなくなり、決断スピードが格段に上がります。

やってみよう:希望条件を「Must(絶対)/Want(できれば)」に仕分けるワーク

家族会議を開き、まずは思いつく限りの希望を付箋などに書き出してみましょう。その後、それを「絶対に譲れない条件(Must)」と「できれば欲しい条件(Want)」の2つに仕分けていきます。

エリア関連
・夫の通勤時間(電車で〇分以内、会社の最寄り駅まで乗り換え〇回)
・妻の勤務地へのアクセス
・子供の学校区(今の学校を変えたくない、など)
・実家との距離(車で〇分以内)

周辺環境・利便性
・最寄り駅までの距離(徒歩〇分以内)
・スーパーやドラッグストアなど商業施設の充実度
・公園や緑の多さ
・前面道路の交通量や安全性
・治安の良さ

土地の広さ・条件
・建てたい家の広さ(〇LDK、延床面積〇㎡以上)
・駐車スペース(〇台分必要)
・庭の有無(家庭菜園、子供の遊び場など)
・日当たりの良さ

「小学校までの距離や駅までの距離、スーパーが近くにあるかなど、主に利便性を重視して土地を探しました。おかげで快適な生活が送れています」(30代・女性)

この準備段階をしっかり行うことで、後のステップが驚くほどスムーズに進みます。

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2.【全体像を把握】注文住宅の土地探し、7つのステップと流れ

注文住宅の土地の選び方2

「準備はできたけど、具体的に何から動けばいいの?」という疑問にお答えします。ここでは、土地探しを始めてから実際に家づくりがスタートするまでの全体の流れを、7つのステップで解説します。全体のプロセスを把握することで、今自分がどの段階にいるのかが分かり、安心して進めることができます。(期間の目安:3ヶ月〜1年)

ステップ1:自分に合った土地の「探し方」を知る

まずは、どうやって土地情報を集めるかを知ることから始めます。探し方には、インターネットの不動産ポータルサイトで探す、不動産会社に相談する、ハウスメーカーや工務店に探してもらう、など複数の方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った探し方を見つけることが重要です(詳しくは5章で解説)。

ステップ2:情報収集と候補地の絞り込み

ステップ1で見つけた方法で、希望条件に合う土地の情報を集めます。最初から1つに絞ろうとせず、少しでも「良いな」と思ったら候補としてリストアップしていきましょう。この段階では、あまり多くの条件で絞り込みすぎないのがコツです。

ステップ3:後悔しないための「現地見学」

候補地をいくつか絞り込んだら、必ず現地に足を運びます。資料やネットの情報だけでは分からないことが、現地にはたくさんあります。日当たりや周辺の雰囲気、騒音、臭いなど、五感を使って確かめることが非常に重要です。できれば、平日と休日、朝と夜など、時間帯や曜日を変えて複数回訪れるのが理想です。

ステップ4:購入申込と住宅ローンの「事前審査」

「この土地だ!」と決めたら、売主に対して購入の意思を示す「買付証明書(購入申込書)」を提出します。これは法的な拘束力はありませんが、提出することで価格や条件の交渉がスタートします。並行して、金融機関に住宅ローンの「事前審査」を申し込みます。この審査に通らないと、売買契約に進むことができません。

ステップ5:専門家と行う「重要事項説明・売買契約」

事前審査に通ったら、いよいよ売買契約です。契約の前に、宅地建物取引士から土地に関する法的な制限や権利関係などが記載された「重要事項説明」を受けます。専門用語が多く難しい内容ですが、分からない点は必ず質問し、納得した上で契約に臨みましょう。

ステップ6:決済と「引き渡し」

契約から約1ヶ月後、自己資金と住宅ローンで土地の代金を全額支払う「決済(残金決済)」を行います。同時に、土地の所有権が自分に移る「所有権移転登記」の手続きを行い、土地の「引き渡し」が完了。これで、名実ともにあなたの土地になります。

ステップ7:いよいよ「家づくり」スタート!

土地の引き渡しが終わったら、いよいよ建築会社と具体的な家の設計打ち合わせが本格的にスタートします。

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3.【印刷して使える】プロが教える!土地選び失敗回避25のチェックリスト

注文住宅の土地の選び方3

候補地が見つかったら、いよいよ現地見学です。しかし、ただ漠然と見に行くだけでは重要なポイントを見逃してしまいます。ここでは、プロの視点を取り入れた「失敗回避チェックリスト」を用意しました。このリストを印刷またはスクリーンショットして、現地見学に持っていきましょう。

Part1:土地そのもの(地盤・日当たり・形状など)

✅ 1.土地の広さ・形状は希望の家が建つか?(間口・奥行き)
✅ 2.日当たりは良いか?(朝・昼・夕の時間帯、夏・冬の季節でどう変わるか)
✅ 3.隣地との高低差は?(擁壁の有無、ひび割れなどの劣化状態)
✅ 4.地盤は強固か?(近隣の地盤データや過去の土地利用履歴を確認)
✅ 5.災害リスクは低いか?(国土交通省のハザードマップポータルサイトで確認)
✅ 6.土地の形は整形地か、不整形地か?(不整形地は建築コストが上がる可能性)
✅ 7.電柱やゴミステーションの位置はどこか?

Part2:法律の制限(建ぺい率・用途地域など)

✅ 8.建ぺい率・容積率は希望の家の大きさを満たすか?
✅ 9.用途地域は何か?(将来、隣に高い建物や工場が建つ可能性はないか)
✅ 10.高さ制限などの各種制限はクリアしているか?(北側斜線制限など)
✅ 11.再建築は可能か?(特に古い家が建っている土地の場合)
✅ 12.接道義務を果たしているか?(幅員4m以上の道路に2m以上接しているか)
✅ 13.前面道路の種類は?(公道か私道か。私道の場合は通行・掘削の承諾が必要か)
✅ 14.セットバックは必要か?(必要な場合、有効宅地面積が減少する)

Part3:インフラ・ライフライン設備

✅ 15.上下水道は整備されているか?(敷地内への引き込み有無)
✅ 16.都市ガスは引き込まれているか?(プロパンガスとの料金差も考慮)
✅ 17.電気・通信の引き込みに支障はないか?
✅ 18.未整備の場合、引き込み工事費用はいくらかかるか見積もりを取ったか?

Part4:周辺環境と利便性

✅ 19.駅やバス停までの実際の距離と道のりは?(坂道や信号の多さも確認)
✅ 20.スーパー、病院、学校などへのアクセスは?(実際に歩いてみる)
✅ 21.騒音・振動・臭いはないか?(工場、線路、幹線道路、飲食店など)
✅ 22.周辺の道路の交通量は?(子供の通学路として安全か)
✅ 23.周辺住民や街の雰囲気はどうか?(家の手入れ状況、子供の声など)
✅ 24.眺望や景観はどうか?(将来、目の前に建物が建つ可能性はないか)
✅ 25.夜間の街灯や人通りは?(防犯面での安全性)

4. 契約前に必ず確認!先輩たちの失敗談から学ぶ「買ってはいけない土地」5つの特徴

注文住宅の土地の選び方4

「知らなかった」では済まされないのが土地選びの怖いところ。ここでは、多くの先輩たちが後悔した「買ってはいけない土地」の典型的な特徴を5つご紹介します。これらの特徴を知っておくだけで、大きな失敗を未然に防ぐことができます。

特徴1:希望の家が建たない・建て替えられない土地

最も深刻なのがこのケースです。価格が安いからと飛びついたら、家が建てられなかった、ということも。

再建築不可物件: 建築基準法の接道義務(原則として幅員4m以上の道路に2m以上接する)を果たしていない土地。今ある家を取り壊すと、新しい家を建てられません。
市街化調整区域内の土地: 原則として住宅などの建築が抑制されているエリアです。特定の条件を満たさなければ家を建てられず、将来の資産価値も低くなる傾向があります。

特徴2:想定外の「追加費用」が発生する土地

土地代は安かったのに、造成やインフラ工事で結局高くついた、という後悔もよく聞かれます。

✅ 地盤が弱い土地: 地盤改良工事に100万円以上の追加費用がかかることも。
インフラが未整備の土地: 上下水道やガス管を敷地まで引き込むのに、多額の工事費が必要になる場合があります。特に前面道路からの距離が長い場合は注意が必要です。
高低差のある土地: 擁壁の作り直しや、深い基礎工事が必要になり、高額な費用がかかるリスクがあります。

特徴3:災害リスクが高い危険な土地

ハザードマップで色が塗られている土地は、やはり慎重な検討が必要です。

✅ 浸水想定区域: 大雨の際に浸水するリスクがあるエリア。
土砂災害警戒区域(イエローゾーン・レッドゾーン): がけ崩れなどのリスクがあるエリア。保険料が高くなったり、建築に制限がかかったりすることもあります。

特徴4:生活を始めてから後悔する周辺環境の土地

現地見学で見落としがちなポイントです。

日当たり・風通しが悪い土地: 隣の建物との距離が近すぎる、北向きの土地などで起こりがちです。
騒音・悪臭がある土地: 近くに工場や幹線道路、飲食店などがある場合、時間帯によって状況が大きく変わることがあります。
境界が曖昧な土地: 隣地との境界がはっきりしておらず、後々トラブルになるケースです。契約前に境界標の有無を確認することが重要です。

特徴5:相場より安すぎる「訳あり」の土地

周辺の土地と比べて極端に価格が安い場合、必ず何か理由があります。上記のような物理的・法的な問題のほか、心理的瑕疵(過去に事件や事故があったなど)が隠れている可能性も。価格だけで判断せず、必ず不動産会社に理由を確認しましょう。

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5. 誰に相談すればいい?土地探しのパートナー選びのコツ

注文住宅の土地の選び方5

土地探しは一人で抱え込まず、プロの力を借りるのが成功への近道です。主な相談先は「ハウスメーカー・工務店」と「不動産会社」の2つ。それぞれの特徴を理解し、あなたに合ったパートナーを見つけましょう。

パターン1:ハウスメーカー・工務店に相談する

建てたい家のイメージがある程度固まっている場合におすすめの方法です。

メリット デメリット
✅ 建物と一体で最適な土地を提案してくれる ⛔ その会社で建てるのが前提になることが多い
✅ 土地の弱点(形状や方角など)を設計でカバーする提案がもらえる ⛔ 紹介される土地が、その会社の建築条件付き土地に偏る場合がある
✅ 土地と建物の総予算を把握しやすく、資金計画が立てやすい

「ハウスメーカーに土地探しを依頼しました。自分たちの要望に合った土地を探してくれ、すぐにプランも作成してくれたので、家づくりのイメージが湧きやすかったです。」(40代・男性)

パターン2:不動産会社に相談する

まだ建築会社を決めていない、特定のエリアで幅広く探したいという場合におすすめです。

メリット デメリット
✅ 物件情報が豊富で、幅広い選択肢から探せる ⛔ 建築に関する専門知識は建築会社に劣る場合がある
✅ 建築会社が決まっていなくても、中立的な立場で探してくれる ⛔ 土地の弱点を設計でどうカバーできるか、という視点での提案は受けにくい
✅ エリアの相場や地域情報に精通している

結局、どのタイミングで誰に相談するのがベスト?

一概にどちらが良いとは言えません。理想的なのは、両方の専門家と連携することです。
例えば、気になる建築会社をいくつか見つけ、その会社に土地探しの相談をしつつ、並行して地元の不動産会社にも声をかけて情報を集める、という動き方が効率的です。

最終的に、あなたの要望を親身に聞いてくれ、専門的な視点から的確なアドバイスをくれる、信頼できる担当者を見つけることが最も重要です。

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注文住宅の土地選びでよくある質問(Q&A)

Q. 土地探しに疲れてしまいました。どうすればいいですか?
A. とてもよく分かります。土地探しは気力も体力も使うため、疲れてしまうのは当然です。そんな時は一度立ち止まり、1章で決めた「希望条件の優先順位」を見直してみましょう。「駅徒歩10分以内」を「15分以内」に緩める、「整形地」だけでなく「旗竿地」も候補に入れるなど、少し条件を変えるだけで、魅力的な土地が見つかることもあります。また、探すのをプロに任せてしまうのも有効な手段です。

Q. 旗竿地や北側道路の土地は、避けたほうがいいですか?
A. 一概に悪い土地とは言えません。旗竿地は、通路部分が活用しにくいデメリットがありますが、その分価格が安く、道路から奥まっているため静かな環境が得やすいメリットがあります。北側道路の土地は、日当たりが悪いイメージがありますが、リビングを南側に配置しやすく、道路からの視線を気にせずプライベートな庭を楽しめるという大きなメリットも。どちらも設計力でデメリットをカバーできることが多いので、建築会社に「この土地ならどんな家が建ちますか?」と相談してみるのがおすすめです。

Q. 良い土地が見つかりました。すぐに契約すべきですか?
A. 焦りは禁物です。良い土地は競争率が高いのも事実ですが、慌てて契約して後悔するのが最悪のパターンです。購入の意思を固めたら、まずは「買付証明書」を提出しましょう。これにより、他の人からの申し込みを一時的に止め、優先的に交渉できる権利を得られます(法的な拘束力はありません)。その間に、住宅ローンの事前審査を進めたり、チェックリストを元にもう一度土地を確認したりと、冷静に最終判断をする時間を確保できます。

Q. 土地の値段(相場)はどうやって調べればいいですか?
A. 土地の相場を調べるには、国土交通省の「土地総合情報システム」が便利です。実際に取引された不動産の価格が分かるので、近隣エリアの相場観を掴むことができます。また、SUUMOやLIFULL HOME’Sなどの大手不動産ポータルサイトで、希望エリアの売り出し価格を継続的にチェックすることでも、おおよつの相場観は養われます。

Q. 土地の売買契約から、家の完成・入居まではどれくらいの期間がかかりますか?
A. 一般的には、土地の契約から家の完成・入居までは約10ヶ月~1年半程度かかることが多いです。内訳としては、設計打ち合わせに3~6ヶ月、建築確認申請に1~2ヶ月、着工から竣工(完成)までに4~6ヶ月、そして完成後の手続きや外構工事などに入居まで1ヶ月程度が目安となります。お子様の入学・進級などに合わせて入居したい場合は、早めに動き出すことが重要です。

まとめ:後悔しない土地選びは「準備」「現地確認」「プロへの相談」が成功のカギ

今回は、注文住宅の土地選びで失敗しないための7つの手順を詳しく解説してきました。最後に、後悔しないために最も重要な3つのポイントを振り返りましょう。

  1. 動く前に「準備」を徹底する
    いきなり土地を探し始めるのではなく、まずは「総予算の計画」と「家族の希望条件の整理」を徹底しましょう。ここが家づくり全体の成功を左右する土台となります。
  2. チェックリストを手に「現地」を歩く
    書類やネットの情報だけを鵜呑みにせず、必ず自分の足で現地を訪れ、五感で確認することが不可欠です。時間帯や曜日を変えて、その土地の本当の姿を見極めましょう。
  3. 一人で抱えず「プロ」に相談する
    土地選びは、専門知識を持った心強いパートナーを見つけることが成功の近道です。ハウスメーカーや不動産会社は、あなたの理想の暮らしを実現するための力強い味方になってくれます。

土地選びは、時に悩み、疲れることもあるかもしれません。しかし、それはあなたの家族にとって最高の場所を見つけるための大切なプロセスです。この記事が、あなたの後悔しない土地選びの一助となれば幸いです。

理想の家づくりに向けた、次のアクションへ
土地選びの全体像が見えた今、次にやるべきことは「信頼できるプロのパートナーを見つけること」です。しかし、数ある建築会社や不動産会社の中から、自分たちに合った一社を見つけ出すのは大変な作業です。
そこでおすすめなのが、複数の会社のカタログやプランを一度に取り寄せ、比較検討することです。各社の家づくりに対する考え方やデザインの特色、そして土地探しのサポート体制などを比較することで、あなたにぴったりのパートナーがきっと見つかります。

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筆者アイコンこの記事を書いた人:ゆうた
「迷わない家づくり」情報サイト:管理人/住宅ライター

30代、共働き夫婦+子ども2人、世田谷区の郊外に注文住宅を建てた経験あり。初めての注文住宅で何からはじめたらいいかわからず苦労した自分の経験から、これから注文住宅を建てたいと思っている人に、できるだけわかりやすく情報発信します!
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